2014年 10月 21日
TOKAGE3『連写』(今野敏) |
このところお気に入り作家の一人『今野 敏』作品の『連写・TOKAGE』が予約して3か月くらい待っただろうか、やっと先日順番が回ってきた。シリーズの前作「天網」、初作「TOKAE」(本blogへ投稿)に次ぐシリーズの3作目である。
お馴染みの警視庁刑事部捜査一課の特殊班捜査係・“SIT”に所属する白石涼子と上野数馬が活躍するTOKAGEと呼ばれるバイク乗りテクニックと観察力の際立った「遊撃捜査隊」である。今回作品は、上野数馬の観察力が効果を発揮するストーリーである。
ライダースーツに逃走はバイク、と言うコンビニ強盗の連続発生と言う事件からスタートする。強盗事件は捜査一課が出動する事象ではないが、逃走にバイクを使用しているという事から、トカゲに出動が要請される。連続発生の共通点に気づく白石、バイクパトロール中に脳裏に写る情景から違和感を引き出す数馬。そして数馬の記憶力と違和感と感じる洞察力が・・・・・。
数馬の記憶力、それは、パトロール中に脳裏に入る情景を記憶にとどめる事ができる才能である。“何をどう”という記憶ではないが見たものをそのまま脳と言うキャンバス(フィルムorメディア)に焼き付ける事である。恰も、デジタルカメラの“連写機能の如く”バイクで走りながら連写しているのである。その記憶映像の違和感から糸口が・・・・。
そして、思いがけなく白石に思いを寄せる(白石にはその気はまったくない)遊軍新聞記者「湯浅」のひらめきから事件は一気に・・・・・・。
本作品には、今野敏作品には珍しく警察官や警察内部の確執が表立たないストーリーだ。読後感に特別な物は残らなかった作品だが、一気に読み終わり爽快感を湧き起こした作品だった。
映像ドラマ化すれば、白石涼子は江角マキコがベストキャストだ思いながら読んでいる。(江角ファンでもあるが)
お馴染みの警視庁刑事部捜査一課の特殊班捜査係・“SIT”に所属する白石涼子と上野数馬が活躍するTOKAGEと呼ばれるバイク乗りテクニックと観察力の際立った「遊撃捜査隊」である。今回作品は、上野数馬の観察力が効果を発揮するストーリーである。
ライダースーツに逃走はバイク、と言うコンビニ強盗の連続発生と言う事件からスタートする。強盗事件は捜査一課が出動する事象ではないが、逃走にバイクを使用しているという事から、トカゲに出動が要請される。連続発生の共通点に気づく白石、バイクパトロール中に脳裏に写る情景から違和感を引き出す数馬。そして数馬の記憶力と違和感と感じる洞察力が・・・・・。
数馬の記憶力、それは、パトロール中に脳裏に入る情景を記憶にとどめる事ができる才能である。“何をどう”という記憶ではないが見たものをそのまま脳と言うキャンバス(フィルムorメディア)に焼き付ける事である。恰も、デジタルカメラの“連写機能の如く”バイクで走りながら連写しているのである。その記憶映像の違和感から糸口が・・・・。
そして、思いがけなく白石に思いを寄せる(白石にはその気はまったくない)遊軍新聞記者「湯浅」のひらめきから事件は一気に・・・・・・。
本作品には、今野敏作品には珍しく警察官や警察内部の確執が表立たないストーリーだ。読後感に特別な物は残らなかった作品だが、一気に読み終わり爽快感を湧き起こした作品だった。
映像ドラマ化すれば、白石涼子は江角マキコがベストキャストだ思いながら読んでいる。(江角ファンでもあるが)
by setty1221
| 2014-10-21 16:47
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